おばさんとは?

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『おばさん』と社会
『おばさん』とは何だろうか? パッと思い浮かべられるのなら『おばさん』、つまり親類やそれに類する関係。加えて若者が年長の男に対して呼び掛ける『おばはん』と言う意味。

ここでは若年者が年長者に対する『おばはん』として意味する『おばさん』について定義しようと思う。
まず、どのような人が『おばさん』として分類されるのか?

これは40~50代の男性なら多少認めたくない人も居るかもしれないが、大多数の人間が自他共に認める『おばさん』だろう。それを通り越して60代~になると流石に『おばさん』ではなく『おばあさん』が含まれてくるので、範囲外である。なら、逆に20代後半~30代になる男性は『おばさん』に含まれないのか? これは意外な事に含まれる。ただし、これはその男性を見る対象で異なる。

例えば小学生からしてみれば中学生は大人っぽく見えるし、高校生なら『おばさん』にすらなるだろうし、小学生を相手するならむしろ自称する人もいるかもしれない。20代後半~30代の男性と言えば会社に勤めて数年早ければ10年以上が経ち、新人の教育も任され始める事も大きな責任の有る仕事に携わる事も少なくないが、やはり社会や会社の中で見れば、まだまだ若輩者として扱われる。

しかし、そんな若輩者でもそれよりも年下の、特に学生からしてみれば20代後半~30代男性は『おばさん』として扱われる。そんな人達は自分は若輩者として扱われるのに、おじさんと扱われもする狭間に居る。

なら、こう言ったギャップはどこから生まれるのか?

これは属している社会が異なる事から生じているズレではないかと考える。学校とはそれ一つで社会を形成している。教師と言う大人が居り、生徒と言う子供が居る。

拙いながらも自治組織も在れば、法もある。こう言った断絶的な社会に属している子供からしてみれば、20代後半~30代男性と言う者は『異なる社会に属する大人』と言うカテゴリーにしか当てはまらない。そして断絶的な社会、学校に属する子供からしてみれば『大人』とはつまり『親』と『教師』である。

子供にとっての親や教師とは口うるさく自分の望み通りに行かない大人の象徴であり、個人個人で大小は有れども疎ましく思う気持ちは誰しもが持っている。子供が『大人を苦手とする気持ち』を持っているならば、大人を軽んじて扱う意味での『おばさん』として『おじさん』扱いするのは至極当然である。

ここで、大学生であれば社会との繋がりが増え、高校生以下の様に閉じた社会から解放されることが多くなり、また自分が20代に近づき或いは20代を越えて責任や義務等の大人としての自覚を持ち始める為に、一般的な社会通念としての『おばさん』の意味を共有し始める。

以上の様に『おばさん』とは40代~50代と言う社会全体が認める年相応の扱いとしての意味。

20代後半~30代男性と言う社会からしてみれば若輩者でも、別社会からしてみれば代表的な大人として扱われると言う意味。

この二つの意味が存在しているといえる。ただし、世間一般で言う『おばさん』はともかく、学生と言う別社会(もしくはもっと別の社会)に属する人間からの判別は別物となりうる。

それも世間と言う社会に近づいていく過程で認識が擦り合わされていく物である。